中国プロジェクト : Negotiation : Part 2
中国プロジェクト : Negotiation : Part 2
翌日、上海に移動し、顧客の本社で打合せをした。 上海での顧客、そして我々が下請けで使う中国の業者の Staff の代表、15人程と、2年ぶり以上に再会した。 早速、20人程で、会議を開くが、当然、責任者の私が会議を取り仕切る。 お互いの確認事項、懸案事項をチェックし、最後は質疑応答。 今回、このProjectに初めて参加する若い中国人が、1つ、懸念される項目を提示した。 私は、総合的に見て、大して大きな問題では無いと判断するが、彼は、執拗に、「今、ここで結論を出さなければならない。」と譲らない。 日本の会社組織では、横の繋がりを大切にする、つまり、自分の担当以外でも、「良かれ」と思い、他のStaffの業務をも手助けする事は多いが、ここ中国、特に都会の上海では、縦割りの考え、つまり、自己の業務だけの完逐のみを考え、「全体」のメリット、調和には関心を払わない人が、時々居ると私は感じている。 これは、個人的には欧米社会組織の、間違った理解、悪しき模倣と思うが・・・ 会議のアトにも現場チェックという重要な予定が入っており、その些細な事に、20人もの人間を裂く事はナンセンスと判断し、「了解した。 その件は、火曜日のヤンタイでの会議で、私が責任を持って回答する。 さあ、質問が無ければ、全員で現場チェックをしよう。」と私が締めた。 すると、中国人のアイダから、数人、「mikioさんは、全然、変わっていない!」と笑いが出た。
「うん? どういう意味?」
彼等、笑っていたが、
「2年前よりも若く見える、そういう意味ですよ。」
小さなトラブルは、それなりに出るだろうけど、それは、どんな仕事でも同じこと、
トラブルの無い仕事など有り得ないのだから。
日本人、中国人の歴史、文化の違いは当然だが、
お互いが、お互いを尊重し、なおかつ、自国のそれらに誇りを持ち、
同時に、他国の文化を、正しく受け止めるというスタンス・・・
これが一番、正しいコミュニケーションだと、私は信じている。
2年前と同じように、また、楽しく仕事が出来る、そんな予感がする、
そして、そうするのが、私の一番の責任とも感じていた。
2003年 12月 6日