旅行1日目 (Baldwin #4)
ある日、夏休みを利用して、彼等の一人息子、
エリックが日本に来る、と言う。
実は、マークは再婚で、エリックは前妻の間に出来た子供で、
普段は前妻の家で暮らしている。
エリック、2週間ほど日本に滞在し、マーク&キャサリンが、
日本の有名なトコロに連れて行くと言う。
ならば2日ほど予定を空けて、
我家の家族と一緒に7人で一泊旅行に行こう、となった。
マークと、色々と候補地を検討し、行き先は伊勢志摩、とした。
旅行当日、マークが、キャサリン、エリックを
自分のクルマに乗せて我家に来る。
日本の家屋の構造を、息子に見せて欲しいというので、
当時、新築間もない我家の屋根裏に、エリックを案内した。
原木が、そのまま梁となっている我家を見て、
エリックは目を丸くしていた。
私は、海外からのお客を、よく自宅に招く。
家に招待するというのは、最高のもてなしだと思っている。
さて、我家の1BOXカーに、2家族の荷物を積んで、出発!
私が運転、マークが助手席、他のメンバー、つまり、
キャサリン、エリック、家内、息子、娘の5人は、後部座席。
シートを回転させ、対面座席として、中央に大きなアイスBOXを置き、
それをテーブル替りとして、すぐに、カード・ゲームの「UNO」を始める。
「あっ! エリック! インチキだぁ!」
「エリック、インチキはダメよ!」
「No! No! 」
「Yes! Yes!」
大騒ぎの後部座席!
子供同士、打ち解けるのに、数分もかからない。
マークと目を合わせて、これからの楽しい旅行を確信した。
途中で、昼食を済ませ、志摩賢島の先端に建つホテルにチェックインする。
部屋に荷物を置き、すぐにホテルのプールに移動する。
キャサリン、「こんな素晴らしいプール、生まれて初めて!」
そのプールは、近隣のホテルが
数軒で共同で経営、運営しているもので、
それだけ規模も設備も、充実している。
また、高台にあるので、海が眼下に広がる、
英虞湾がまともに展望できる、
とても景色の良いロケーション。
海からの潮風も気持ち良い・・・
実は、その前の年に、我家4人で同じホテルに宿泊しているのだ。
なので、自信を持って、大切な友人に紹介出来るのだった。
外国人3人、そして日本人4人が、プールで大騒ぎ!
身長が190cm近いマークが、
子供のようにウォータースライダーを滑り、
金髪のエリックと、我家の子供2人で、3人が一かたまりとなって、
「ワォ~! キャァ~! ギャォ~!」と、
一緒に雄叫びをあげながら、やはり、ウォータースライダーを滑る。
プールでは、2つのチームに分かれて、バレーボールを始める・・・
長身のマークが、プールの中で飛び上がるのは、
それはもう、凄い迫力・・・
他の日本人客が、段々と遠巻きに眺め始める・・・
少々、迷惑であった、とも思う。