コミュニケーション #2 (カナダ1回目 #26)
それからは、雰囲気が、ガラッと変わった。
そこらで、「Makio!」とか、「Mikio!」と呼ばれ、和気あいあいの雰囲気。
私も、彼等が終えた仕事をチェックするごとに、
「Great!」 「Perfect!」 「Good Job!」と、言葉を使い分けた。
仕事の休憩時間には、彼等と談話。
「私の名前は、エルビスです。 でも、プレスリーでは無いです!」
「子供の時、大阪の万博に行ったことがあります。」
「マキオさんは、カナダ以外には、何処に行ったことがありますか?」
「英語は、どうやって覚えたのですか?」
「マキオさんの会社の名前の意味は?」
「バンザイという日本語は、どういう意味ですか?」
笑顔と笑い声のなか、予定していた業務は完了した。
仕事を終え、我社のStaffと共にアパートに戻る途中、ドーナッツ屋に寄った。
店に着くと、もう顔馴染みという雰囲気で、カウンター内の女性3人が、
すこぶる明るく、話しかける。
「今日も、いつもと、同じオーダーでいいの?」
私はタバコを吸いに店外に出て、タバコを吸い終わり、クルマに戻った。
しばらくして、3人がクルマに戻って来る。
クルマに乗り込むなり、3人とも、はぁ~と、ため息をついている。
「ああ・・・・ また今日も、誰も、望んだオーダー、完璧に出て来なかった・・・」
A君 「僕、コーヒーは、レギュラーか、ラージか、と聞かれたので、
レギュラーって言ったんですが、これ、一番大きな、ラージが・・・」
B君 「お前の英語、あれは、完全に、日本語だよ。
最初にココへ来た時、飲み物は?と聞かれて、
完全な日本語で、コーヒーと言ったんです。
そしたら、ボトルのコーラが出てきた、で、翌日、これはイカンと、
少し英語っぽく、キョーフィーと言ったら、
今度は、缶のコーラが出てきたんですよ!」
A君 「お前だって、今日のコーヒー、ミルク、入ってるだろうにぃ・・・」
B君 「そうなんですよ・・・ クリーム&シュガー? とお店の人が聞くので、
シュガー・オンリーと、はっきり言ったのに、ミルクが入ってる・・・」
C君 「まだ、2人は、マシですよ・・・ 」
彼、コーヒーと、もう1つカップを持っている。
C君 「俺なんか、会計を皆、別々にして欲しい、そういう意味で、
セパレート、セパレート、と言ったら、これ・・・スプライトが出てきました・・・
飲みたくないのに・・・ Hirabayashiさん、飲みます?」
「あははは! いや、遠慮してくよ。 しかし、確かに、似てる!
スプライトと、セパレートか、こりゃあいいや!」
「俺たち、いつになったら、希望が全部、通じるのかなぁ・・・」
こういう実際の経験を経て、皆、少しづつ、生きた英語を覚えていく、
それに期待したい。