帰国 (カナダ2回目 #33)
カナダからの帰り、ロンドンからデトロイトに到着し、
そこで、アメリカの入国審査を受ける。
アメリカの住民と、そうで無いビジターと、別々のトコロで入国審査を受ける。
私の隣のレーンで、審査員より英語で質問を受けている、
いかにも旅行客然とした、若い女性、全く、英語が聞き取れないようだ。
「何日間、アメリカに居ますか?」
「・・・・」
「アメリカに来た目的は?」
「・・・・」
何も答えない、無言のまま、突っ立っている。
近くに居た、日系アメリカ人女性の Staff が駆け寄り、
日本で彼女に、質問の意味を教えたが、彼女、日本語で、
「観光です!」
と笑顔で答えていたが、これくらいの質問は、常識中の常識、
英語が出来る、出来ないのレベルの話では無い、あまりにも情けない・・・
私の番がやってきて、初老の審査員に、入国カードを見せる。
私の場合、氏名、パスポートナンバー等が、
旅行代理店にてタイプアップしてあるが、
「これ、私には、殆ど見えないよ!(笑)
年寄りには、この字は、薄すぎだ。 書き直して貰えないだろうか!?」
と係員。
私が手を伸ばして、そのカードを見ると、確かに、かなり薄い印字だ。
「確かに、これは読めませんね・・・
ああ、そう言えば、一度、デトロイトにクルマで来てるので、
その時のカードが、パスポートの後ろにある筈ですが。」
「おお、これなら良く見える! ありがとう!
じゃあ、指を、その箱に乗せて下さい。」
「また、ですか? 行きにも、しましたが・・・」
「ゴメンなさい、毎回、指紋を採取する決まりです。」
これほど笑顔で会話しながら入国審査をするのも稀だが、
どんな事でも、人間同士のやる事、
これくらいの会話、やはり楽しいものだ。
カバンをターンテーブルより取り出し、税関申告の列に並ぶと、
先ほどの若い日本女性、他のメンバーと一緒になり、笑顔で会話している。
「日本語でOKだったよ!」
バカモノ!
恥を知りなさい・・・ 情けない若人だ・・・
次回、ココには、息子と一緒に来るかも知れない、
なので、今、私が感じたことは、必ず息子に伝えよう、
そう思いながら、「名古屋空港」へのフライトに乗り込んだ。