クルマの故障 Car Trouble (#27)
つくづく自分は、ラッキーだと思う。
マークとの再会が延期となったら、クルマが故障したのだ。
もし、デトロイトに行く時に、トラブルが発生していたら・・・
ほんの数日の違いで、その可能性は充分にあった。
数日前から、ブレーキの警告表示が点いていたが、あまり気にしなかった。
その前に、右前方のウィンカーのランプも切れていたが、
月に一度点検という契約をしているので、その時に直して貰えばいいと思っていた。
しかし昨日、会社の帰りに、ブレーキの踏み込み代が、かなり大きくなっている、
つまり、ブレーキを深く踏み込まないと、制動が利かなくなっている事に気が付いた。
あの警告灯は、ブレーキオイルが漏れている、少なくなっている、のアラートだったのか・・・
顧客に、すぐ近くのクルマのディーラーを紹介してもらい、そこに行く。
たまたま日本の「スズキ」のディーラーであった。
しかし、日本人Staffは居ない、模様。
名前と電話番号を書き、代車の料金にサイン、手続きはそれだけ。
ブレーキのオカシイ私のクルマは、既にガレージに。
「修理が終わる日が分かったら、あなたの電話に連絡します。
表に置いてある、グレーのクルマが代車です。」と、受付の女性に言われ、
表に出て、グレーのクルマを見つけ、乗り込む、と・・・
異様に車内が汚い・・・ 私物も、一杯置いてある・・・
海外でクルマを修理に出し、代車を借りるのは初めての経験、
こんなものなのかなぁ、とキーを捜すが、無い・・・
あれ・・・? さっき、あの女性、クルマにキーはクルマに付いてると、言ったよな・・・
と表を見ると、エンジンをかけたままの、小さな、やはりグレーのセダンがある。
もしや・・・
もう一度、女性のトコロに行き確認すると、やはり、そのセダンが代車であった。
同じグレーなので、あのクルマと間違えました、と言うと、女性、大笑い。
「どうか、この会社の従業員のクルマを盗まないで下さいね。」
代車のタイヤが、オールシーズンである事を確認し、乗り込み、外注業者に向かう為、
Free Wayに入ってから、クルマの中の忘れ物に気が付いた。
顧客の敷地に入る為の会社の名前を書いた紙と、ホテルの地下駐車場に入る為の紙・・・
つぎのインターチェンジで一度降り、引き返した。
また、あの女性に顔を合わす。
「忘れ物をしたので・・・」 「もう、修理、してますよ、こちらにどうぞ!」
修理をしていた若いメカスタッフが、ブレーキのトラブルの説明をしてくれた。
「ブレーキパッドが、もう殆ど磨耗して残っていませんでした。 良かったですね。
ウィンカーのランプも交換しました。 明日には、修理を完了する予定です。
他に何か気が付いた事があればチェックしますので、遠慮なくどうぞ。」
「じゃあ、4つのタイヤの空気圧をチェックして下さい。」
「Yes, Sir!」
何とも、気持ちの良い対応だった。
さて代車、スズキの輸出車であるが、やはり、小さい。
しかし、キビキビ走る。
Free Wayの合流、時速100Kmへの加速も気持ち良いほどの加速。
小さくても、オート・ドライブも付いているし、オーディーも充実している。
セカンドカーに、日本のクルマが人気があるのが理解出来た。
初めて日本の輸出車を運転するという経験、やはり、自分はラッキーだな、と感じた。
Feb 19, 2005