ホテルでのトラブル 中国 #2 (#4)
が、しかし・・・
ある夜、Staffの1人が、かなり興奮して、
私の部屋に内線電話をかけてきた。
「今、たった今、ドロボーに入られました!」
急いで彼の部屋に駆けつけて事情を聞くと、
彼が部屋で寝ていると、ドアが開き、
何者かが侵入して来た、というのだ。
驚いて大声をあげたら、脱兎のごとく逃げられた、と・・・
これには、私も、驚いて、すぐにフロントに急行した。
「ドアが開いた、という事は、合鍵を持っていた事になる!
となれば、当然、これは、このHotelの関係者ではないか!
しかも、24時間のガードマン、そいつもグルでは無いのか!」
これには、Hotel側も、かなり驚いていた。
社長と相談するので、回答は明日まで待ってくれ、
今夜は、我々従業員全員で、安全を確保する、との回答であった。
翌日、Hotelの社長が我々がHotelに戻るのを待っていて、
Hotelの会議室でMeetingが行われた。
先ず、開口一番、
「その賊が、Hotelの関係者である証拠は無い。
なので、公安に報告しても、取り扱ってくれないだろう、無駄である。」
隣に居たStaffに依れば、その時、私の顔色、そして目付きが変わったそうであるが、
その社長が、すぐに次の発言をしなければ、会議室の机を蹴り、退出し、
そのまま公安に行くつもりであった。
「しかし、私たちはお客の安全を確保する義務があるので、
昨夜のガードマンは全員、クビにした。
また、お詫びとして、
・宿泊料金を20%引く
・毎週月曜に、フルーツの盛り合わせをサービスする
・毎週週末に「男はツライよ」のビデオを無料で放映する
そういう条件が出てきた。
「へえ! それは、いいいや!」
と単純に喜ぶStaffに、
「こら、こら・・・!」
と苦笑しながら、私は、
「サービスは喜んで受ける。
しかし、基本的に、安全に宿泊できる、これに万全を期して欲しい。
警告と思って貰って良いが、次は、必ず、公安に行く。」
以降、同じようなトラブルは皆無であった。