エスカルゴ (フランス #10)
ガイドブックを頼りに、その「エスカルゴ」が美味しいと評判のレストランを探す。
しかし、見つからない・・・
「オカシイな・・・
ガイドブックには、ココと書いてあるのに・・・」
皆で、そのガイドブックに載っている地図を見るが、
確かに、我々は、そのレストランの真ん前に立っている筈なのだ。
しかし・・・
ガイドブックに記載されているレストランの名前と、
目の前のレストランの名前は、全く違う。
いい加減、歩き疲れていたので、
世界でも有名なシャンゼリゼ通りに面した、瀟洒なレストラン、
名前は違っても、それなりの料理は出すだろう、間違いは無かろうと、
入ることにした。
ウェイターに、先ず、ハウス・ワインをオーダーし、
フランス語ばかりで内容が分からないメニューの中で、
私はウェイターに英語で、
「フランス語は、分かりません。
なので、お奨めのステーキを教えて下さい。」と頼んだ。
ウェイターは、てきぱきと、4つほどの「お奨め」を指で示したので、
私は、その一番上の、お奨め、それをオーダーした。
同行の3人、まず、エスカルゴをオーダーするが、
ウェイターの答えは、「有りません。」と・・・
残念だが、仕方ない。
2人は、私を真似して、ステーキでは無くてもいいので、
この店のお奨めをオーダーしたいと言うので、
そのまま英語に訳してウェイーターに伝えた。
程なく、ワインを持ってくる。
私がテイスティングをし、OKとすると、3人のグラスにワインを注いだ。
3人で乾杯をした。
ほどなく、私のオーダーしたステーキです、とお皿を持ってきた。
ウェイターが、お皿の上の覆いを取ると、真っ赤な、生の肉では無いか・・・!