ファーストクラス #1 (フライト #8)
ファーストクラス #1
何度も同じ航空会社を利用すれば、自ずと優遇されるようになる。
これは誰でも同じで、ファーストクラスに乗るからと言って、
別段、私が「偉い」訳でも、何でも無い。
年に数回、無料アップグレードをするクーポン券が、JALより贈られた。
一番最初にファーストクラスに乗る機会が得られたのは、
ビジネスクラスで予約を入れてあったのだが、
ビジネスが一杯で、ファーストしか席が空いていない、なので、
そちらに替わって下さい、よろしいですか?と頼まれたのだ。
「よろしいも何も! やったぁ! ラッキー!」
席に着くが、どうも落ち着かない・・・
それらしく振舞わないと、と考え緊張してしまうし、やたらと広い・・・
前の席との間に、いくつ窓があるのか・・・
椅子では無く、床の上に寝ても、前の席には届かないのでは・・・
離陸後、食前酒のシャンペン。
何と、「ドンペリ」! 美味い!
ガブガブ飲んで、少しグラスが空くと、すぐに注ぎ足してくれる。
少人数のお客に、2、3人のCAなので、
CA一人当たりの受け持ちが少ないので、すぐに来てくれる。
その後、オードブルを選んで下さい、と。
メニューを見ると、和食の方が、「うに」の何とか料理・・・
洋食は、「キャビア」の何のとか料理・・・
ううむ・・・困ったなぁ・・・ 両方、食べたい・・・
そこで、
「どちらも、両方、食べたいんですが・・・」
と厚顔にも言ったトコロ、CA、眩しい笑顔で、
「はい! かしこまりました!」
言ってみるもんだなぁ・・・
その、私のやりとりを見ていた隣の人も、「じゃあ、私も!」
当然、食器も、何もかも高級レストランと同じ。
サラダも、「有機野菜」と、誇らしげ・・・
ステーキの焼き加減をCAが聞いてくる。
「えっ? 加熱じゃ無いんですか?」
機内でちゃんと、焼くのだと、再加熱では無いと・・・
ご飯も、ちゃんと炊くのだと・・・
驚いてばかり・・・
そして、お行儀良くしないとイケナイと少々緊張気味・・・
せっかくシートも完全にフラットになるのに、
ファーストクラスでは、眠るのはもったいない、
と考える私は、間違い無く、貧乏性・・・