フランクフルト (ドイツ #10)
フランクフルトに移動する。
私にとっては、デュッセルドルフも、フランクフルトも、ミュンヘンも、
みんな、おとぎ話の世界に思える。
石畳も、教会も、全て何百年も昔から変わっていない。
その中に、高層ビルが立ち並ぶ。
フランクフルトならではの、風景だ。
ここでは、街中でも日本人をよく見かける。
街の中心部に、日本のデパートが経営する免税店があるが、
例によって、いつも日本人の人だかり。
この風景だけは、ヨーロッパの古い石畳の風景に、どうしても似合わない、
と私は感じる。
また、近年の、ここフランクフルトでは、空家の高層ビルが目立つ。
失業保険制度が、かなり発達しているドイツでは、
失業しても、働いていた時と、さほど変わらないお金が支給されるので、
いきおい再就職する努力が失せる、
と現地駐在員より説明を受ける。
彼に依れば、ここ数年、
フランクフルトから、かつての賑わい、華やかさが無くなった、とも言う。
スウェーデン人からも同じような事を聞いたことがある。
あまりにも手厚い当局からの保護は、
働く意欲をも、時には奪ってしまう、と・・・
老後の生活の心配に汲々とする日本人・・・
さてさて、バランスというものが、いかに大切か、それが分かる。
冬枯れのフランクフルトの街並み、
その活気の無さが、余計に寒さを強調するかのように感じた。
ヨーロッパのクルマの色、
日本人の感覚と比べ、かなり明るい色が多い、と私は思う。
それは、この冬枯れの景色、
これを少しでも明るく、
そういう心理が、間違い無く働いていると、私は感じる。
次は、フランクフルトより、今度はミュンヘンに向かう。