ホームメイド (ミュンヘン #3 ドイツ #14)
博物館近くの、ふらっと寄った小さなレストラン。
いかにも家族だけで、
やりくりしている、こじんまりしたレストラン。
おかみさんが、どうしても我家特製のソーセージを試して、というのでオーダーする。
ビールを飲んで待っていると、白地に青い模様の入ったポットが出てきた。
ふたを開けると、ほかほかのスープ。
底の中から、白いソーセージが出てきた。
名残惜しいが時間切れ、ドイツ博物館を出る。
かなり歩いたようで、脚に疲れを感じた。
TAXIでホテルに戻るか、この近くで夕食を採るか・・・
同行の人が、近くで食べたいと言う。
博物館を出て、すぐのトコロに小さなレストランを見つける。
こじんまりとしたレストラン、建物も、周囲も、掃除のゆきとどいた、
清楚で清潔な感じに好感を持ち、そこに入る。
テーブルにつき、ビールを頼み、それを飲みながら、
また、よく分からないドイツ語のメニューと格闘していたら、
お店の、少々ふっくらした、おかみさんが、カタコトの英語で話しかける。
「あなた方は、日本人ですか?
日本人の方、博物館の帰りに、時々、ここに来ますよ。
私のお勧めの料理は如何ですか? 美味しいですよ。」
「じゃあ、それにします。」
おかみさんは、ニッコリ笑ってキッチンに消えた。
ほどなく、やはり、彼女が、白いポットを運んできた。
フタを開けると、中には白いソーセージが・・・
スープと一緒に皿に盛り、スープに浸しながら食べる。
「うまい!」
私の今までのドイツでの経験で、
このソーセージが、今のところ、ドイツで1番のご馳走であった。
おかみさんの、うれしそうな顔が、今でも忘れられない。