ビヤホール (ミュンヘン #4 ドイツ #15)
ミュンヘンは、ヒットラーが台頭した地としても有名である。
彼が若い頃に徒党を組んだと言われるビヤホールは、
有名な観光ルートになっており、
いつも観光客の団体がたむろしている。
長い木製のテーブルで、大きなビアジョッキで、
ビールをガブガブ飲む、そういう姿が似合う。
酔った勢いで、グループ毎に大声を出して、
当時のヒットラーの徒党も、さもありなん、という光景を見る事ができる。
ここは、普通の観光地とは違い、
無礼講、大声をあげて騒いでも良い、そういうスポットである、と思う。
もともと、ビールを飲む、それを目的としたホール、
ここは、紳士淑女、そして子供の集う場所では無い、
ビールを飲んで、酔っ払う事が目的で集まっている、
大声で叫ぶ、それでいい、と思う。
ただ、1つだけ気に成る光景を見た。
カタコトの日本語を話すウェイターだ。
海外に不慣れで、日本語しか話さないグループに目をつけて、
そのグループに、つきまとうようにしているウェイター。
そのグループも、酔いが回り、大声で騒ぎ、大笑いをしているが、
見ていると、追加のビールを運ぶ、そのウェイターに、
気前良く、大目のチップを渡しているようだ。
大目のチップを貰ったウェイターも、大袈裟な喜び方をし、
お店の紙で出来たコースターを、束ねて日本人に渡し、
「オミヤゲ、オミヤゲ!」
楽しいならば、それで良いとは思う、
カタコトの日本語で対応してくれたサービスに対する報酬として、
大目のチップを渡すのも、良いだろう、
しかし、私は、少々、苦々しい思いを抱いた。
そのグループには、良い想い出と成るかもしれないが、
私は、そういう光景は、あまり見たくない。