遺産 (トレド #3 スペイン #9)
あまり通じない英語に不安を感じながらも、何とか列車に乗った我々。
列車が郊外に出ると、のどかな田園風景が続く。
何とも、のんびりとした、列車の小旅行だ。
ほどなく、トレド駅に着く。
さほど列車の本数が多くないので、希望の時間の列車で帰りたい、
そういう思いから、
先ず駅で、帰りの列車の時間を確認しよう、と考えた。
私が、シッカリしないと、同行の皆が不安になるだろう。
転ばぬ先の杖、事前に調べておくに、越した事は無い。
しかし、時刻表を見ても、どうも分からない・・・
アトーチャ駅行きの列車時間が、2通り書いてあるのだ。
駅員に聞いても、言葉が通じない。
先ほどの、アトーチャ駅の駅員は、まだ何とか、私の英語を理解してくれたが、
いわば、地方の駅と言えるトレド駅の職員は、
全く私の英語を、理解してくれない・・・
無論、私も、相手の言ってる事が分からない・・・
これは、今でも、あくまでも推測なのだが、
トレド駅に、列車が到着する時間と、出る時間、
その、それぞれが書いてあると、判断した。
さて、トレドの散策だ!
確かに、ここは、まさに中世のままだ。
完全に、時間が止まっている・・・
素晴らしい遺産だと、感嘆に近い感動を覚えた。
来て、実に良かったと思った。
誘ってくれた2人組みに、
「ありがとう! ここは、実に素晴らしいね!」
と伝えた。
2人組みも、嬉しそうだった。