コンパートメント (ドイツ #6)
デュッセルドルフより、ウルフスブルクへ電車で移動する。
列車は、個室のコンパートメントだ。
事前に、取引先のドイツ人が予約をしてくれた。
詳しくは知らないが、ドイツの鉄道料金は、非常に複雑であるとの事。
予約をしてくれたドイツ人に依れば、
「我々ドイツ人の料金よりも、海外から来た人の料金の方が、安いんですよ。」
その理由を聞くと、彼は笑いながら、
「申し訳ないですが・・・ かなり複雑な体系ですので、正確に説明出来ません。」
途中で、乗り換えがあるが、それにしても、少し多すぎるのではないかと思われる、
何枚もの予約券を手に、コンパートメントに乗り込む。
大人4人に、ちょうど良いスペース。
快適だ。
仕事の話をしても、プライベートな話をしても、
完全に、プライバシーが保たれる。
暖房の効いたコンパートメントから、
車窓を流れる冬枯れの景色を楽しんでいると、
「ヨーロッパ大陸」という言葉が頭に浮かぶ。
無論、乗っている時間にも依りけりで、
いくら快適なコンパートメントといえども、10時間も乗っているいのは、ゴメンだが、
飛行機で、アッという間に移動するよりも、
たまには、こうして列車での移動も、いいなぁ、と感じる。
今回は、大人4人での乗車、なので、1部屋を占有しているが、
例えば家内と2人で乗り込み、
そこに他のカップルが乗り合わせ、
互いに会話を楽しみながら旅をする、
そんな光景を思い浮かべてみた。
やはり、いつか、家内と2人で、春のヨーロッパに来て見たい、
そう考えていたら、
単調な、列車の振動のせいか、
冬枯れの郊外の景色のせいか、
暖房が、ほど良く効いていたせいか、
眠気を感じ、乗り換えの駅まで、ウトウトと居眠りをしてしまった。