インフレーション
インフレーション
サンカイターナという街、大都会のサンパウロとは違い、
のどかな一面を持つ街で、日本食レストランもある。
我々が宿泊していたホテルの屋上にはプールがあり、
休日などは、ビルの屋上で、プールサイドのデッキで横になり、
のどかに日中を過ごしたりもした。
ある日、街中にショッピングに出かけた。
とあるモールの中のCD売場に入った。
好みのジャンル、アーチストを探して、とあるCDを手にして、少々、驚いた。
非常に安いのだ。
ブラジル通過レアルを日本円に換算する・・・ 安いなぁ!
よし、何枚か、買って行こうと、物色を始める。
それぞれの値札を見るが、何かオカシイ・・・
あまりにも値段の差が、ありすぎる・・・
数枚のCDを手にしてレジに行く。 そこで聞いてみた。
「何故、このCDは、この値段で、こっちは、その倍の値段なのですか?」
レジの女性、ビックリしたような顔をしている・・・
私の英語が通じなかったのか、と思っていたら、彼女、急に笑い出した。
「これは、値段ではありません。 ただの番号です。
この番号をレジでチェックして、値段をレジで計算するんですよ。
お客さんは、日本人ですか? ブラジルの、インフレを知りませんか?
CDの値段も、インフレで、それこそ毎週、値段が変わります、ですから、
いちいち、値札を張り替える事など出来ません。
なので、番号で管理してるんです。」
なるほど!!
当時は、かなりインフレが沈静化してはいたが、
こういジョークがブラジルでは流行したものだ。
「タクシーよりも、前払いのバスを使いなさい。
何故なら、タクシーは後払いなので、
目的地に到着するまでに、インフレで運賃が倍になるから。
前払いのバスなら、最初の金額で目的地に着けるから。」