出国時も帰国時も息子と互いに手を振り合うが互いに見えていない

出国時も帰国時も息子と互いに手を振り合うが互いに見えていない

今回は、名古屋国際空港と息子の事を書いてみよう。

 

私が海外に出かける時、時間が合えば息子も見送りに付いて来る。

 

飛行機を見送る息子

 

私が空港の中に入ると、飛行機好きの息子、家内に頼んでクルマを滑走路近くの道路に停めて、双眼鏡を持って飛行機を見物。

 

やがて、私の搭乗した飛行機が滑走を始める。

 

私が機内で考える。 

 

きっと息子は、あの辺りに居る筈。

 

あ、あそこに停めてあるのは、我家のクルマだ!

 

屋根に乗りかかり、息子が手を振っている

 

私も飛行機の中から息子に向かい手を振る。

 

「行ってくるよ!」

 

なかなかと、離陸寸前に機内で手を振る乗客は居ないが…

 

海外での仕事を終え、帰国し息子に聞く。

 

「飛行機の中から手を振ったけど、見えたか?」と聞くと、

 

「ははは! 

 

そんなの見える訳無いじゃん!

 

「な~んだ…」

 

互いに手を振るが互いに見えていない…

 

逆もある。

 

帰国で、私が乗った飛行機が着陸し、飛行機から出て、飛行機に接続されたデッキを歩いている姿を、滑走路の近くにクルマを停めていた家族が見つけ、そして手を振った、と言う。

 

息子が、

 

「手を振ったの、見えた?」

 

「見えたとかじゃなくて、そこにクルマ停めているの知らなかったから…

 

見てないよ…」

 

行きも帰りも、お互いに手を振っていても、お互いに見えていないのだ。

 

名古屋国際空港が閉鎖されてから、一度だけ息子と共に、かつての「名古屋空港」に行ったが、やはり何とも寂しい思いとなった。

 

特に航空ファンの息子とは、空港の敷地内にあった、航空グッズを売る専門店に、何度も行ったことがあるが、当然そのショップも無くなっていた。

 

我家の大切な想い出、それはメモリーとして心に、いつまでも残っているが、具体的なモノが無くなってしまったのは、やはり言葉に出来ない思いだ。

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