名古屋国際空港に到着した国際貨物の通関業務を全て一人で行った私

名古屋国際空港に到着した国際貨物の通関業務を全て一人で行った私

空港での想い出として、関業務を一人でこなした、これも忘れられない経験だ。

 

私は当時、まだ20歳代であった。

 

素人一人で通関業務を

 

韓国の顧客から空輸されて来た、会社で使う無償の支給部品、これが、名古屋空港に到着したので、引き取って欲しい、と名古屋空港の税関から会社に電話が入った。

 

当時、海外のビジネスに精通した人が、会社に一人も居なかった。

 

私は当時もやはり、好奇心があったのだろう、「じゃあ、私、行って来ます!」

 

そんな大した事は無いだろうと、タカをくくっていた。

 

荷物は、とても人間のチカラでは持てない大きな部品。

 

これが木箱に入っている。

 

名古屋通関に行き、現物の荷物を見せられ、通関士から説明を受けたのは、

 

「我々通関士には、この荷物に触る権利は有りません。

 

ですから全て、荷受人のアナタが手続きをしなければなりません。」

 

そこで、最初の指示、くぎ抜きを私に渡し、

 

「木箱の蓋を開けて、中身を私に見せて下さい。」

 

何とか、蓋を開ける。 

 

そして、質問を受けた。

 

「これは、何ですか?」

 

何と言われても、機械の部品、どう説明すれば素人に分かるのか…

 

全ての通関業務を1日がかりでこなす

 

その「お役人」と、彼の事務所に行く。

 

壁に面した彼のデスクの、横の椅子に座るように奨められ、こう言われた。

 

「あの物品の分類を決めて、課税金額を決めるのが、私の仕事です。

 

アナタは、その税金を支払って、荷物を受け取る事が出来ます。

 

この本の中から、該当する項目を探して下さい。」

 

と電話帳のような分厚い本を3、4冊、渡された。

 

その本の中身を、最初は真面目に見ていたが、あまりのコンテンツに、いい加減、面倒になり、私が、「ナットで、いいです、ネジのナットで…」、と言うと、

 

「大きなナットですなぁ…分かりました、では、分類はナットですね…ナットは、この分類のページです。

 

大きさ、重さから判断して…そうなると、関税と消費税を合わせて、xxxx円と成ります。

 

これを銀行に行き、税関の指定口座に振り込み、その証書を私のトコロへ持って来て下さい。

 

それで、この荷物をお渡しします。」

 

言われる通りに空港近くの銀行に行き、また空港に戻り証書を渡して、最後には近くに居たフォークリフトの運転手に頼みクルマの荷台に…

 

ライトバンのウシロが、荷物の重さでグッと下がった。

 

通関士、最後に、「次回からは、オツナカ、つまり専門職にお金を払って頼んだ方が、いいですよ。

 

全部、手続き知ってますし、互いに顔見知りですから。

 

電話で、お宅の会社に、そう最初に言いましたけどね…

 

個人で通関する人、私もこの仕事長いですが、初めてですよ。」

 

おいおい電話で、そう言われていたのか…

 

しかし、この丸一日かかった「通関業務」、その後、私の仕事に実に役に立った

 

怪我の功名と言えばいいのだろうか。

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