2日目 無錫の太湖へ

「天には極楽があり地には蘇州と杭州」の蘇州へ

翌日、中国旅行の2日目、ホテルで朝食を摂るが、やはり内容も味も、「中」の「中」だ。

 

やはり、ここでも家内は少し不満を抱いていた。

 

バスに乗り込み、先ず無錫に向かう。

 

ガイドが盛んにPRする。

 

「中国の古い言葉で、天には極楽があり、地には蘇州と杭州がある、という言葉があります。それほどに、蘇州と杭州は、素晴らしいトコロです。」

 

無錫で高速道路を降りると、女性ガイドが乗り込んで来た。

 

曰く、日本の演歌「無錫旅情」の歌手「尾形大作」の専属通訳も務めたというガイドだ。

 

無錫(ムシャク)は、中国江蘇省の南部に位置する地級市、元来はスズ(錫)を多く産出する「有錫」という名の鉱工業都市だったが、掘り過ぎて前漢までに掘り尽くしてしまい、以来「無錫」になった、また、「呉越同舟」の語源の呉の都であり、とガイドより説明を受ける。

 

彼女の色々なガイドを聞きながら、太湖(タイコ)に向かう。

 

太湖は、江蘇省南部と浙江省北部の境界にある湖で、中国政府の国家重点風景名勝区に指定されていて、
湖畔には、毛沢東の旧別荘も有る。

 

ここも10年ほど前に、商社に観光に連れて来て貰った経験があるが、その時は、湖畔を散策しただけだ。

 

今回は、船に乗り遊覧をする。

 

率直に言って、さほど風光明媚とは思えない風景を鑑賞するが、それよりも船上での会話は弾む。

 

より詳しい自己紹介や、互いが持っている中国での情報を交換するが、それで、全てのメンバーが、海外旅行の経験者であり、過半数が中国には、何度も旅行に来ていることも判明した。

 

ただ、仕事で中国に長期滞在した経験、また現役で中国に来ているのは、私だけであることも判明した。

 

私以外の方は、全て定年退職した方、または現役をリタイヤした方だった。

 

ウィークデーの火曜出発の、翌週の火曜に帰国、こんなツアーに参加出来るのは、やはり、そういう人ばかりだろう、私が特別で、それは参加前から予想は、していた。

 

船上で、女性ガイドが身に付けている真珠に話題が移る。

 

金色の真珠は、間違いなく、かなり高価なものだ。

 

実は、私の蘇州の会社で、立会に来たお客に淡水真珠のマーケットを紹介した事があるのだが、そのマーケットの事を聞くと、

 

「そんな場所で売っている真珠には、価値は有りません。私が、後でお連れする真珠研究所の方が、遥かに素晴らしい真珠です。」

 

との回答であったが、謂わば同僚とも言える中国人が、利害関係の無い私や顧客に紹介した、地元のマーケット…

 

そこを、「信用出来ない」と断言する女性ガイド…

 

このガイドこそ、信用出来るのか、そう感じた。

 

そこそこ打ち解けた参加メンバーは、次にテーマパーク三国志の観光にバスで向かう。

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